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「浮かし張り切り絵」は、感情の昇華をテーマにした作品である。 人は皆誰しもが大なり小なり影=欠点を抱えていて、様々な物や人との出会い、経験の積み重ねで自身の心と向き合って生きている。 複雑に重なり合う影を、魅力として昇華させる瞬間を形にしたいという想いから、「影を魅せる」作品を追求した。 そこで、立体額と紙の張りを活かして抑揚をつけながら重ねる独自の表現方法に「浮かし張り切り絵」と名付け、切り絵ならではの繊細さで心の揺らめきを表現している。 また、作品に度々登場する金魚は単なる金魚としての認識ではなく、感情を代弁する精霊のような意味合いで用いている。 尾ひれを揺らめかせ泳ぐ姿で繊細な人の心を表したり…はたまたドレスで着飾り輝かしく舞い踊るような外見的な美しさを表したり…儚くも輝く精霊たちは世界観を表すうえで重要な存在である。 今作の物語は「どんなに美しい身なりでも内から溢れ出る輝きには勝らない。心清らかに邁進しよう。」 モチーフは金魚と「壮麗,誠実,高貴」の花言葉を持つ牡丹。外見的な煌びやかさだけではなく、内面の美をテーマにした。背景はシャンタンの布に自作の型紙でステンシルを施した。
Edition No.1 / 1 (本作のみ)
¥418,000
(税込)