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RYOSUKE
日本🇯🇵
「邪気を払い、吉事に変える力」を紙一枚で「獏(ばく)」として具現化する。 悪夢を「煙」として捉え、内山紙の繊維を毛羽立たせることで不安定な形を表現。 瞳に施された漆と金箔は神秘さを放ち、美しさだけではなく引き込まれるような深みを表す。 体の色味は溶いた樹脂を染み込ませることで、煙と対比させる。 「物」としての存在ではなく、「生命」としての存在。 一枚の紙を切り離すことなく作られる獏の造形が縁起を象徴し、目にした者へ吉祥を繋いでいく。
古代中国から毛皮を座布団や寝具に用いると、病や悪気を避けるといわれている獏(ばく)。 唐代には獏の絵を描いて邪気を払う風習もあり、こうした伝説から「悪夢を食べる存在」として日本に伝わり、獏の図や文字は縁起物として用いられ、江戸時代には獏が描かれた札が流行した。 本作は一枚が繋がったまま形作られることで「縁を切らない」としての縁起の良さが込められており、獏の縁起物としての存在をより一層強くする。 「夢の煙」は雪にさらすことで白さ生み出す内山紙の「自然的なエネルギー」と、獏の「邪気を払い、吉事に変える力」の二つの伝承文化を形にした作品である。
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