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カートは空です
ruka_n03
日本🇯🇵
存在の輪郭は外側なのか、内側なのか。それとも、とても小さな物の集合体なのか。どうやって認知しているのか。 目には見えないけれど知識では知っている。しかし、結局はよく理解していないような気もしてきます。 ガラスという素材は科学的には過冷却液体といわれ、液体とも固体とも言えない中間の素材です。私達はガラスを固体として認識していますが、ガラスの分子は動いていて、しかしその動きを私達は認知できません。 私はこの何とも言えない「曖昧な状態」にとても興味があります。
本作品の技法であるキルンワークは電気炉(キルン)の中で加熱し、成形、加工する技法の総称です。 ガラスを充分な温度で熔融することが出来なかった時代に、不純物が入ってできたガラスの塊を粉砕してガラスの粒を選りすぐり、そのガラスで「ものづくり」をしていたことがはじまりです。 キルンワークの中でもこの作品はキルンキャスト、フュージングという技法を使っています。 どちらも耐火石膏で外型を作り、中にガラスの粒を充填するまでは一緒ですが、温度帯を変えて焼成しています。 そうすることでガラスの粒が集合し、形を作っていく過程を見せ、また過去のガラス作りに思い馳せています。
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