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カートは空です
ryo_tanaka
日本🇯🇵
私の作品は、受動と能動、静と動の相反する特性の交差から生まれます。乾燥や圧力によって生まれる土特有のひび割れや歪みは、自然の力に委ねられた受動の現れです。その現れを培養し、自由な形で表す能動の意図をそこに重ねています。 変化を拒む静謐な素材の陶が醸す深い静けさと、荒々しい肌理が持つ激しい動きが交差し、融け合う瞬間には、畏怖の念を呼び起こすような独特の気配が現れます。 受動と能動、静と動が交わるその境界に立ち現れる気配が、空間に磁場を生み、見る者の感覚をそっと揺さぶるのです。
土を一層ずつ積み上げる紐づくりは、陶芸の歴史で最も古く根源的な技法です。私はこの紐づくりを一貫して採用し、作家の意図(能動)と土に自然に発露する現れ(受動)が融け合う境界を追求しています。土が内包する、時の重なりを静かに顕現させ、悠久の時を超えて繰り返されてきた人類と土との根源的な対話を、現代の空間に呼び起こします。
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