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chisako_moon
日本🇯🇵
「水龍」は、琵琶湖に棲むと言い伝えられている龍を題材にした作品です。 硝子の素地は滋賀県在住の作家glass imecaに制作頂いたもので、琵琶湖に大量発生して問題になっている水草を灰にし、硝子に混ぜ独自の方法で色を生み出すという特徴を持った硝子です。 その様な過程によって生み出されるこの硝子本体には既に物語があり、私はその続きを綴る様な想いでこの作品を制作しました。 そして琵琶湖の湖底を感じさせる佇まいの花器に描くテーマを、琵琶湖の龍伝説と決め、天井で睨みを利かせた龍ではなく穏やかな表情の龍を蒔絵技法を使って表現しました。
古くから滋賀県の人々は琵琶湖の水に感謝し、また琵琶湖に住む龍神の伝説を語り継いできました。 この水と龍という滋賀にまつわるテーマを描き工芸品として実体化させる為に、高蒔絵の技術の一種で錆上げという方法を用いて龍の迫力を際立たせました。 また、錫粉を用いた磨き蒔絵によって自分が思う龍の色を表現する等の技術的な工夫を行っています。 そして目にはアイオライト(菫青石)を入れる事で、透明感のある輝きの中の眼力を演出し、この作品でしか見る事が出来ない龍を創り上げる事が出来ました。
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