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satoshi.nomura
日本🇯🇵
木の年輪のような模様が広がる、伝統技法「木目金(もくめがね)」の花瓶。 銅・銀・赤銅という三つの金属を幾重にも重ね合わせ、削り出すことで生まれる唯一無二の木目模様。 何度も叩き、伸ばす過程で素材は個性を帯び、同じ削りでも異なる表情を見せます。 偶然と手仕事が織りなす模様により、金属でありながらどこか柔らかく、空間に静かな温もりと深みを添えます。
「木目金」は、江戸時代初期に刀の装飾技法として生まれた日本独自の金属工芸です。 銅や銀、さらに赤銅などの「色金」とよばれる異なる金属を重ね合わせ、加熱と圧力で一体化させたのちに表面を削ることで、金属の層が文様として現れます。 もとは武具を彩る技から発展し、いまでは器やアクセサリーなど、暮らしの中の造形へと広がりました。 木目金は、金属の中に自然の風合いを宿す、日本の美意識を映す技法です。
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