活動情報

satoshi.nomura

日本🇯🇵

活動情報1/8
作品

鍛銅双耳花瓶

基本情報

素材・技法
金属
サイズ・重量
高さ:170 mm・横幅:175 mm・奥行:175 mm・重量:1250 g

作品説明

この花器は、銅の厚材を、ただひたすらに叩くことで生まれました。
金属の塊を叩き、伸ばし、締め、また叩く。その反復の中で、銅は薄く延び、やがて自ら張りを持ち、丸い胴のかたちを現します。 左右の耳に実用性はありません。
回転体の造形が持つ静けさに、意図的な「余分」を加えることで、器は単なる形ではなく、視線の止まる場所を得ます。形骸化した耳は、用途から解放された象徴として、この器の存在を強く印象づけます。 厚材鍛金では口を広く取るのが定石ですが、本作では厚い口縁をあえて細く絞り、緊張感のある輪郭を追求しました。
鍛金としては重量感のある佇まいですが、その密度こそが器の格となり、床の間や茶室の静けさの中で、確かな芯として立ち上がります。

制作背景

鍛金(たんきん)は、金属を鎚で叩き、延ばしたり縮めることで形を作る技法で、金属加工の中でも特に古い歴史を持ちます。古代には武器や祭祀具などに用いられ、技術の成熟とともに器や装飾品へと発展していきました。日本でも仏具や茶道具などを通して洗練され、近代以降は工芸として、手仕事ならではの金属の魅力を追求する表現として受け継がれています。

「活動情報」はクリエイター自身の制作・主催活動の記録であり、Marketでの販売状況とは連動しません。