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Kawano_shiori
日本🇯🇵
私が制作するのは、漆工芸の加飾技法を用いて、 抽象的かつ有機的な形態や線を展開した平面作品である。 不安定さを内包した存在である形態を、卵殻、螺鈿、金属粉などの 微細な素材の集合によって形づくり、漆で定着させる。 そして塗り重ねと研磨を経て構造的に堅牢となり、 艶やかな輝きを得て、徐々に全体が調和していく。 この変化の過程に、私はとても神秘的な力を感じる。 この漆の神秘的な変化の力により、不安定な形態が 存在としての強さを得る姿を表現していきたい。 ※こちらは壁掛け平面作品です。掛けひもをお付けしておりますので、 すぐに飾って頂けます。 ※劣化の原因となりますので、直射日光が当たる場所での展示は お控えください。
使用している主な加飾技法をご紹介いたします。 卵殻(らんかく) 漆では出せない「白」をうずらなどの卵殻を使って表現する技法。 起源については諸説ありますが、江戸時代には用いられていました。 螺鈿(らでん) あわび貝・夜光貝などの殻の真珠層を薄く加工したものを 貼り付けたり、嵌め込んだりする技法。豊かな色や輝きが魅力です。奈良時代に唐から伝来したとされています。 蒔絵(まきえ) 漆面が乾く前に金属粉を撒き付け、その後磨く平蒔絵や、塗りを重ねて研ぎ出す研出し蒔絵などの技法があります。金属の種類や粉の形状によって様々な輝きや風合いが生まれます。技法のルーツには諸説ありますが、「蒔絵」という言葉が使われ始めたのは平安時代からとされています。この作品では研出し蒔絵技法を用いています。 漆が様々な加飾素材を包み込み、一体となって調和した表情を生み出すことができるところが、漆の神秘的な力であると考えます。
「活動情報」はクリエイター自身の制作・主催活動の記録であり、Marketでの販売状況とは連動しません。