活動情報

keiraku40

日本🇯🇵

活動情報1/11
作品

乾漆蒟醬丸箱「つきさゆる」

基本情報

素材・技法
漆
サイズ・重量
高さ:80 mm・横幅:255 mm・奥行:255 mm・重量:667 g

作品説明

「つきさゆる」は夜空のに浮かぶ月と、その空の色の豊かさを表現した作品である。夜空は黒ではない。月に照らされる夜空は暗くもあり明るい。どこまでも蒼く、時に暗く時に明るい。見慣れているはずの夜空も見上げるたびにその表情は変わる。箱の天板は見る角度や光の当たり方で様々な色が見えるように蒟醤の技法で仕上げている。箱の側面下方には街や山のシルエットをあしらっている。シルエットはわずかに盛り上げてあり、ライティングによっては段差がある部分に光が反射して輪郭線として白く光る。作品を通して、鑑賞者の中にある夜空の記憶を呼び覚ます。

制作背景

蒟醤は江戸時代の末期に高松(現在の香川県)を中心に発展した技法で、その由来はミャンマーに見られる。漆を複数回塗り重ね、そこを刃物などで文様などを彫る。その凹みに漆を埋めて装飾する技法。漆の象嵌をも呼ばれる。この技法はこれまでに多くの重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)が選出され、様々に技法を展開させている。現在も、香川県漆芸研究所で全国から集まる多くの若者が蒟醤技法を学び、それぞれの地でそれぞれの蒟醤を展開し始めている。

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