カートに入っている商品 : 0 点
カートは空です
keiraku40
日本🇯🇵
「夜の海に」は漆の黒の面変化のみで表現した作品であり そこに映る光が揺らぐ波を見せてくれる。 その波は心象風景であり、そこには存在しない月が見え隠れする。 本作は私が啓樂の作家名(現在は四代表悦を襲名)の時代の作品である。 「夜の海に」シリーズの最初の作品はは2010年、第39回日本伝統工芸近畿展で滋賀県教育委員会教育長賞を受賞した。本作はそのオマージュ作である。自身の作品に対してオマージュという言葉を使うことには抵抗がある方もいるかもしれない。ただ、私自身は普段から作品ごとに少しでも良いから挑戦をし、自身の作品のマネにならないようにこことがけるようにしている。ただ、本作に関しては「波」シリーズの原点ともいえる作品を10年たった時点だからこそ、改めて取り組んだ。 作品を横に置いて作るのではなく、そのイメージを再抽出する作品は、かつての自分と10年たった自分を認識する良い機会となった。 作品写真は韓国での展示の際に漆のパネル「月」と共に展示したものも含まれる。
クロミがます。 漆のロイロ仕上げをしていくときに、そういった表現をする。 ロイロ仕上げとは漆の塗膜を丁寧に研磨して、その塗膜面に更に漆を沁み込ませ、さらに磨きを変えて光沢を増す技法である。 丁寧に仕上げられたロイロ肌の黒は光り輝くと同時に深い奥行きを感じさせる。 黒の漆は古くは硝煙などをうるしの混ぜて黒くしていたと聞くが、いつのころからか鉄などを漆に入れて化学反応により黒くするようになった。そうして生成された漆は黒でありながら透明感がある。ガラスなどに塗るとその透明緩和かかりやすく100ミクロンぐらいの厚みであれば硬化するまでは太陽の光などは透けて感じる。漆の黒の魅力はこの透明感にあると考える。 本作はあくまでも漆の黒にこだわった。 表面的な光の反射ではなく、わずかではあるが塗膜の奥に入り込んだ光。そこに、漆の黒の魅力が存在する。
「活動情報」はクリエイター自身の制作・主催活動の記録であり、Marketでの販売状況とは連動しません。
Marketで見る