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awane_seiichiro
日本🇯🇵
七宝(エナメル)は、どこか肩の力が抜けたカジュアルさを持つ素材です。 貴石や貴金属は強い輝きを放ちますが、大きくしたり重ねたりすると、その華やかさが「うるささ」に変わることもあります。 一方で七宝は、やわらかく内側にとどまるような発色を持ちながら、焼成による重みと深みを備え、確かな存在感があります。アンティークな印象も、素材そのものというより、過去のデザインの記憶によるものです。 本来、七宝はもっと自由な素材です。 ココ・シャネルがエナメルのバングルを取り入れたように、「高級さ」に頼らずスタイルとして成立します。 多様な価値観の中で、七宝は装いに自然に入り込み、身につける人やデザインによって印象を変える余白を持っています。 その可能性を探っていきたいと考えています。 material :七宝釉薬、金箔、(バチカン)真鍮、ナイロン紐 size : モチーフ部分 <Sサイズ> 約W4.0×H4.0(cm) ナイロン紐 55(cm)*変更可 weight:約10(g)
七宝は、紀元前の地中海で生まれた技法で、ガラス誕生から約500年後、人が「美しく飾る」営みの中で育まれてきました。 装飾は、金属に宝石を埋め込むことから始まり、やがてガラス、そして七宝へと発展していきます。色の面積を広げながら表現は豊かさを増し、装飾美はひとつの到達点へと至りました。 七宝は、本来結びつかない金属とガラスという二つの素材を調和させ、色彩をのびやかに広げる特異な技法です。透明・半透明・不透明の多様な色彩や、焼成による偶然の変化も魅力です。こうした特質は、限られた領域に色彩を凝縮する装身具において、特に強く発揮され、人が美しいものを身につけたいと願う気持ちとともに、今も静かに息づいています。
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