活動情報

TomoyaEda

日本🇯🇵

活動情報1/11
作品

海神‐ワタツミ‐の釜

基本情報

素材・技法
金属
サイズ・重量
高さ:210 mm・横幅:275 mm・奥行:250 mm・重量:4000 g

作品説明

大自然の根源的なエネルギーを鉄へと封じ込めた「海神(ワタツミ)」の釜です。 ​釜肌を走る鋭い直線は、雲間を切り裂く雷光を。ゆったりと重なる曲線は、深く大きな海のうねりや吹き抜ける風のねじれを象徴しています。自然が持つ「厳しさ」と「包容力」という、相反する力がリズミカルに絡み合い、一つの造形として結実しました。 ​細部にも、この作品を象徴する深い物語が込められています。鐶付(かんつき)には、聖域を示す「紙垂(しで)」を配し、この釜そのものが神聖な依り代であることを示唆しています。また、蓋のつまみには海神の権威の象徴である「三叉の矛」の透かしを施しました。 ​茶室という静謐な空間で、この釜から立ち上がる湯気はさながら海原に立ち込める霧。松風(釜の煮沸音)が響くとき、そこには大海の鼓動が宿ります。荒ぶる力とすべてを包み込む優しさ。その両極を感じられる特別な茶の湯釜です。

制作背景

和銑釜は、砂鉄を原料とし、錆びに強く、長年の使用で美しさが増すのが特長です。独特の釜膚が「侘び」や「寂び」といった茶の美観を完成させます。大胆かつ繊細な造形と高度な鋳造技術は、古来の釜師の高い技量の証です。 鎌倉時代より続く天命鋳物は、芦屋釜と並び称され、大胆で力強い作風が特徴です。侘び茶の精神と結びつき、関東の茶の湯を支えてきました。千利休の時代から、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら数々の天下人に愛されたその歴史と技術の重みを、この天命の地で今に伝えてまいります。

「活動情報」はクリエイター自身の制作・主催活動の記録であり、Marketでの販売状況とは連動しません。

Marketで見る