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TomoyaEda
日本🇯🇵
炎の揺らめきを映した釜です。 同じ文様をずらして重ねることで、光と影が呼応し、鐶付もまた焔の一部として立ち上がり、繊細で立体的な表情を見せます。 揺らぎながら影をまとい、変化し続ける焔の姿。 焔とは、静寂の中に潜む生命の鼓動であり、移ろいゆく光と影を内包する「いのちの象徴」です。 この釜は、その無常の美と、いのちの躍動を宿したものです。
富士山は日本の象徴であるとともに、「不二」「無二」=唯一無双の存在を意味し、茶の湯においては心の清浄・高みを目指す精神の象徴として尊ばれてきました。 特に千利休以降、茶の湯が「侘び」の美へと深化する中で、富士釜は静けさと気高さを併せ持つ形として好まれ、 現代においても、富士釜は単なる写しではなく、日本人の精神性を象徴する造形として再解釈される題材です。 和銑釜は、砂鉄を原料とし、錆びに強く、長年の使用で美しさが増すのが特長です。独特の釜肌が「侘び」や「寂び」といった茶の美観を完成させます。大胆かつ繊細な造形と高度な鋳造技術は、古来の釜師の高い技量の証です。 鎌倉時代より続く天命鋳物は、芦屋釜と並び称され、大胆で力強い作風が特徴です。侘び茶の精神と結びつき、関東の茶の湯を支えてきました。千利休の時代から、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら数々の天下人に愛されたその歴史と技術の重みを、この天命の地で今に伝えてまいります。
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