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カートは空です
TomoyaEda
日本🇯🇵
砂に刻まれる風の痕跡を抽象化した作品。 風が描く一瞬の線や大きな波を、釜という静的な器に留めました。 細かい肌と粗い肌を対比させることで、風の強さや流れを表現。 本来は円が基本の釜形に、自然の無作為な動きとボリュームを持たせました。 湯が静かにたぎるとき、見えぬ風が立ち上り、空間にゆるやかな気をもたらします。 この釜は、風そのものの存在を感じるための器であり、 無形のものと向き合う茶の湯の精神をたたえたものです。
和銑釜は、砂鉄を原料とし、錆びに強く、長年の使用で美しさが増すのが特長です。独特の釜肌が「侘び」や「寂び」といった茶の美観を完成させます。大胆かつ繊細な造形と高度な鋳造技術は、古来の釜師の高い技量の証です。 鎌倉時代より続く天命鋳物は、芦屋釜と並び称され、大胆で力強い作風が特徴です。侘び茶の精神と結びつき、関東の茶の湯を支えてきました。千利休の時代から、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら数々の天下人に愛されたその歴史と技術の重みを、この天命の地で今に伝えてまいります。
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